今が第何次アガベブームかは知らないけど、珍奇植物のブームは終焉した気がする。僕自身、コロナが始まる前のブームになる前にアガベを始めたんだけど、やっぱり一時の盛り上がりはないし、僕もアガベを最近は購入しなくなった。
僕が始めた時は白鯨ですら入手困難みたいな時代だったし、今ほどオンラインストアでアガベを販売しているストアもなかったし、趣味家さんにInstagramでDMして交渉のうえ購入したり、直接販売しているところに出かけたりと結構、購入するまでの過程が楽しかった。
ただ、今はネットショップは普及しているし、イベントも多い。
しかも、メリクロンとか個人輸入によるたたき売りとか、需要に対して供給が勝ってきてる。
あと、アガベは簡単に増やせる。高級な株も胴切りとか縦割りすると簡単に増えるし、普通に育てても運が良ければ子株が「こんにちは」してくれる。
供給が需要を上回るのは時間の問題だったんだよね。
最近は在庫を抱えているであろう販売者がたたき売りをしたり、本物かどうか分からないアガベたちがメルカリやヤフオクでたたき売りをしてる。
こうなると、昔ほどのレア感もないし、購入する気もうせる。
置き場所問題もひとつ終焉を迎える原因だと思う。
アガベって無限に増えるから、おき場所にめっちゃ困る。デカくなるし。僕はアガベ鑑賞用に一部屋持ってるけど、アパート暮らしの人にはなかなかの問題。
そうすると、増えたアガベはどうなるかというと、安く売られたりと値崩れの原因になるし参入障壁が低くなるとモラルのない販売者や購入者も増える。負のループに…。
この負のループがアガベブームが終焉する原因になったのかなと、個人的には思っている。
ただ、本当にアガベな好きな人は細々と育成をしていくと思う。
僕自身育成は好きだし、育成がうまくいくと楽しい。他人が上手に育成しているのを見るのも楽しい。
次のアガベブームの際は古参として新参にどや顔ができるぐらいのカッコいいアガベをしこしこ育成してやろうと思う。僕のアガベライフは続いていく。